新型コロナウイルスに関する旅行保険等の各保険会社の取扱い|帰国後感染疑いのある場合の流れ

海外旅行保険の「新型コロナウイルス」に関する保険料詳細

クルーズ旅行は日本発着でも日本船・外国船に関わらず寄港地に外国が含まれる場合「海外旅行」になり、海外旅行保険の加入が必要になります。

今年1月中国で発生し、日本でもクルーズ船乗船客を含め感染者の増え続けている『新型コロナウイルスによる肺炎』(COVID-19)は、2020年2月1日新型コロナウイルス感染症は、感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定する政令が施行されました。

これを受け、海外旅行保険を取り扱う保険会社各社は「新型コロナウイルスに関する保険料の支払いについて」の詳細を各HP上で発表しています。

新型コロナウイルスに関する支払い詳細

新型コロナウイルス「保険金の支払いする場合」は以下の通りです。
(※各社ともほぼ同じ内容ですが、詳細は各社に要確認)

【新型コロナウィルス(指定感染症)】
●疾病死亡
・責任期間中で死亡した場合
・責任期間中に感染(発病)し、責任期間終了後72時間を経過するまでに治療を開始し、責任期間終了日からその日を含めて30日以内に死亡した場合
●治療費用
・責任期間中に発病または感染し、責任期間終了後72時間を経過するまでに治療を開始した場合。
※責任期間=保険期間中で海外旅行の目的を持って自宅を出発してから、自宅に帰着するまでの期間。

新型コロナウィルスに関する海外旅行保険等の取扱いについて発表している保険会社各社は以下の通りです。
【参考】

損保ジャパン日本興亜
エイチ・エス損害保険
たびほt@biho
ジェイアイ損害火災保険
など。

保険責任期間の自動延長がある保険も

損保ジャパン日本興亜では、以下の事由により保険期間末日までに帰国できない場合には保険責任期間の終期が自動延長されます。
以下、今回の新型コロナウイルスの影響が予想される自由を抜粋した表です。

(損保ジャパン日本興亜HPより)

ダイヤモンド・プリンセス乗船中の契約者への自動延長

エイチ・エス損害保険は、ダイヤモンド・プリンセスに乗船中の海外旅行保険の契約者に対し、当局の検疫などのため停泊期間が長期化することが見込まれているため、同社の海外旅行保険(店頭販売、HISwebセット保険、たびとも)に加入の場合、保険期間は、約款に基づき自宅に帰るまでの間、自動延長されることを発表した。
(情報元:シンニチ保険web保険業界ニュース2020.2.5)

 

帰国後「新型コロナウイルス感染症かも?」という時


「帰国者・接触者相談センター」へまず相談

以下の症状がある場合は各都道府県が設置している「帰国者・接触者相談センター」へ相談しましょう。

・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合

センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」を紹介してくれます。
【参考】
新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安(厚生労働省)
・各都道府県新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(厚生労働省)
一般的な問合せはコチラ↓

(出典:厚生労働省HP)

新型コロナウイルス感染症に見られる症状


(出典:厚生労働省HP)
発熱、咳、筋肉痛、倦怠感、呼吸困難などが比較的多くみられ、 頭痛、喀痰、血痰、下痢などを伴う例もあります。

新型コロナウイルス感染症予防法

(出典:厚生労働省HP)

【参考】感染症対策・咳エチケット・手洗いチラシ(首相官邸HP)

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