【news】2018にっぽん丸衝突事故の調査報告書を公表

衝突原因は船長の操作ミス


2018年12月30日にっぽん丸がグアム港で桟橋に衝突し、船の後部に2箇所の穴が開いた事故があり、この衝突事故に関する調査報告書が8月27日に公表された。
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事故当時、船長は当直に就く3時間前から禁酒と安全規定に違反しハイボール(350ml)1.5缶を飲んでいたが、操船前と事故直後にアルコール検査をしていなかった。
安全調査委員会はアルコールの影響も分析したが、体内のアルコール量を特定できなかったため、飲酒が原因であることが解明できなかった。

調査報告書によると、普段操船する位置に水先案内人がいたため、船長は通常とは異なる立ち位置や体の向きで操縦装置(ジョイスティック)を操作したことにより、船体は大きく後退し桟橋に衝突した。
安全調査委員会が事故当時のジョイスティックを調べたところ、船長は90度誤った方向に倒し、航海士や水先案内人が注意しても取り合わず、景気の確認なども怠っていたという。
船長の認識が実際の操作内容と相違があったと結論づけている。

(出典:神奈川新聞カナコロ,KYODO,朝日新聞デジタル,佐賀新聞)

 

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