【2019飛鳥IIA-styleクルーズ乗船準備1】初心者のコース選び|船内での車いす利用の申し込み
3年ぶり3度目の飛鳥IIに乗船
3年ぶりの飛鳥IIに乗船することが決まったのはほんの1ヶ月半位前でした。客室も満室になりそうな時にギリギリ滑り込み色々な方のご協力を得て乗船することになりました。
今回の同行者は「クルーズ初心者」「高齢者」「足が不自由」という実母です。私たちのクルーズ旅行話を聞いていて行きたくなったようで「どの船がいいか」「いくらかかるのか」など日頃から興味津々でした。
初心者へのコース選び「自分で決めさせる」
「どの船がいいか」については事前情報を一切与えず、ただ日本発着船の全てのクルーズパンフレットを渡し、大体の船の違いだけは話した後に「行きたいと思うコースを選んで」というクルーズ船、コースなどは本人にお任せするスタンスを取りました。
年齢的・身体的な様々な状況から私が「この船がいいよ!」と推してもそれが本人にとって合わなかった時に「クルーズってつまらなかった」と言われるのは悲しいし、自分が納得し選んだ船、コースなら楽しくても、そうでなくても「よき思い出」となってくれるのではないか、と思ったからです。
内心は「寄港地のないショートコース」を選んでくれたらいいな、と思っていました。何故なら、足が悪いので乗下船、寄港地での歩行が心配ですし、何と言っても私が船嫌いになった時に一緒に母も同乗していたので「酔うんじゃないか?」という不安も…。
最終的には日程と船とで飛鳥II『A-styleクルーズ〜春彩〜』に乗船することに決まりました。
車いすの利用を申し込む
飛鳥IIで車いすを借りる場合、レンタル料は無料ですが台数に限りがあり申し込み時には予約が必要とのことでした。乗船の申し込みと同時に母のために船内での車いす利用の申し出を行いました。
申し込み関連の書類とともに『車いす利用の案内』が同封されてきました。
以下、『車いすご使用についてのご案内』の要約です。
(1*)(2*)は持ち込み車いす使用についての制限。
(1*)船内で使用可能な車いすの大きさ
重量30kg以内の車種。
(飛鳥II客室ドア幅61cm、車いす使用の方のための客室ドア幅85cm)
(2*)電動車いす
使用可能車:バッテリーを取り外した状態で30kg以内の軽量型電動車いす
・緊急事態発生時に対応に支障のある電動カートの使用及び30kgを超える電動車いすの使用は不可。
・事前にサイズ、仕様、重量などを郵船クルーズ(株)に申請し、郵船クルーズ(株)が認めた車種の利用ができる。
(3)同伴者の乗船
原則として車いす使用者1名に対し1名の介助者の道場が必要。車いす使用者と行動を共にする。
(4)保管・管理
車いすは自身の客室内で保管・管理する。安全上、廊下には置かない。
(5)タラップを使用しての乗船・下船
一部港では階段状のタラップを使用して乗船・下船をする場合があり、その際乗組員の手で乗降の手伝いをするため、安全上の理由から貸し出し用車椅子に乗り換える必要がある。
(6)通船の乗船
安全確保のため、車椅子での通船(テンダーボートや地元ボート)に乗船することができない
(7)車いす利用に際して乗組員の指示に従う
郵船クルーズの基準により使用の断り、制限がある場合がある。
(8)車いす使用による事故は自身の責任となる。
(9)車いすの貸し出し
船内専用の貸し出し車いすを台数限定で用意されている。原則乗下船を除いては船外への持ち出しはできない。船外で利用する場合は自身で用意する。
(2019.4現在)
貸し出し車いすの申請をしてみて「テンダーボートに乗船できない」、レンタルの場合「船外で利用できない」などがわかりました。今回は寄港地なしのクルーズなので該当しませんが今後は留意しておく必要があると思いました。
船内共用トイレ…6デッキ・11デッキ
7デッキ・外側デッキへ…7デッキ後方にスロープ
12デッキ・外側デッキへ…12デッキ後方グランドスパ付近出入り口
改めて飛鳥IIのデッキプランでスロープの位置や通路などを確認しました。「そういえば、そうなっていたかも…」と思いましたがこうして改めて知るまでは気が付きもしませんでした。船内での視点が変わりそうです。
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