【news】英クルーズ&マリンタイムボヤージズ(CMV)コロナによる経営破綻

CMV コロナによる経営破綻

新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的感染拡大により、クルーズの運航を休止していたクルーズライン、クルーズ&マリンタイムボヤージズ(以下CMV)は、その影響により経営が悪化、融資の確保に失敗し、ドイツの子会社を含むCMVは2020年7月20日にDuff&Phelps Ltd.との管理に入ったため、全ての取引が中止され、営業所が即時に閉鎖された。

英国エセックスに本社を置くCMVは、すでにウェブサイトが閉鎖され、クルーズは全てキャンセルとなっている。同社が保有しているクルーズ船、マルコポーロ、アスター、アストリア、マゼラン、バスコダガマ、コロンバスの今後はどうなるのかは現時点では未定だが、負債の返済のために売却される可能性もある。

CMVはクルーズ市場の急拡大により業績を伸ばし、2019年秋にはP&Oオーストラリアから2隻の中古クルーズ船を買収すると発表、購入予定だった「パシフィックドーン」「パシフィックアリア」はシンガポールのドッグで改装後、2021年夏から就航することが決まっていた。

(出典:Wikipedia,みなと総合研究財団wave,CRUISE HAVE)

今年8月に横浜に寄港予定だったCMVコロンバス


2019年3月12日、横浜に寄港したCMVのコロンバスの船上見学会に参加しただけに、このニュースはとてもショックでした。

その時にキャプテンは「横浜が大変気に入ったので、来年(2020年)8月に再び横浜に寄港することを決定しました。」と言っていました。
その今年の8月も到来する前に、CMVクルーズラインが経営破綻するとは、その時誰一人も想像だにしていなかったことです。
CMVの保有船は全て中古船だったということですが、コロンバスの新造船にはない落ち着きがあり、古いながらも隅々まで手が行き届いたという印象があるクルーズ船でした。

[CMVコロンバス船上見学記]
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