【news】コスタネオロマンチカを8月に売却へ|カーニバル、HALクルーズ船を売却・処分へ

カーニバル13隻の船の処分を発表

9つのクルーズライン、100隻以上のクルーズ船を運営するカーニバル・コーポレーションは、2020年6月に1隻のクルーズ船を売却、5隻の船の処分に関する合意と3隻の予備協定を締結しており、昨年度までに発表済みの4隻の売却と合わせ、10月までにクルーズ船13隻を手放すことを発表しており、同所属船のコスタクルーズ の「コスタ・ビクトリア」,P&Oクルーズの「オセアナ」の処分が決定している。

コスタネオロマンチカ,ルイスpicに移籍へ

【7/21更新】
コスタクルーズ は、日本発着でも馴染み深いクルーズ船「コスタネオロマンチカ」をギリシャを中心に観光業を行っているルイスpicに売却、引き渡し契約をしたことを発表した。引き渡しと契約完了は2020年8月後半になる予定。
ルイスpicはギリシャ船社のセレスティアル・クルーズの親会社となる。
(出典:WEB CRUISE)
今年は新型コロナウイルスの影響で予定されていた日本発着クルーズも行われずに日本を、コスタクルーズを離れてしまうのは非常に残念です。
コスタネオロマンチカの移籍も親会社カーニバルコーポレーションによる13隻の処分のうちの1隻なのでしょうか。


(Photo by CruiseFever)
同社の最古のクルーズ船「カーニバルファンタジー」が先日トルコのイズミナルに向けて出航した。イズミナルには船舶リサイクル施設があり、同船は解体されてスクラップとして販売されるとされている。

さらに今後18カ月間の設備投資計画を50億ドル縮小し、所有する船の処分、新造船の引き渡しの延期などにより輸送規模を縮小する方針を発表した。

新造船については2020年度〜2021年度の引き渡し予定の9隻のうち、2021年度までに就航するクルーズ船は5隻のみとしている。今後2023年度まで新造船の引き渡しを延長する見込みとされている。

同社社長アーノルドナルドの声明は以下の通り。

年間ベースで運用コストを70億ドル以上削減し、資本支出も今後18か月で50億ドル以上削減し、さらに柔軟性を維持しながらさらに1年間維持するために、100億ドルを超える追加の流動性を確保しました。
新しい船の配送を積極的に延期しながら、資産を積極的に削減しました。
私たちは、世界中の医療専門家や科学者との協議を通じて情報を得て、公衆衛生の最善の利益を提供しながら、業務を再開するために懸命に取り組んでいます。

ホーランド・アメリカ・ライン,保有船4隻を売却

ホーランド・アメリカ・ラインが所有するクルーズ船、「アムステルダム」「ロッテルダム」「マースダム」「ヴィーンダム」の4隻を売却予定であることがわかった。
マースダム、ヴィーンダムは8月に売却予定となっているが、売却先については非公開とされている。
アムステルダムで就航が予定されていた2021年グランドワールドヴォヤージュは、2022年まで延期、2021年10月10日ロッテルダムで就航予定だったグランドアフリカクルーズともザーンダムでも就航となる予定。

ロッテルダム、アムステルダムは今秋ノルウェーのボヌールASAに売却し、子会社であるフィレッド・オルセン(英国)が「ボレット」「ボレアリス」として運航する予定。

(出典:WEB CRUISE,CruiseFever,CRUISE HIVE)

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