【news】クルーズ船の撤退が続く中国、その理由は?|中国人にショートクルーズが人気の理由
大型クルーズ船が相次いで中国から撤退
「開場のファーストクラス」とうたい中国人が満足する設備、ショップ、サービスを整え、ミュージカルなどのエンターテイメントも充実さえたが、今年7月ノルウェージャンクルーズラインは2019年4月から中国航路からアラスカ航路へと航路変更することを発表した。”(引用:Yahoo!ニュース『DIAMOND ONLINE』2018.11.9)
撤退の理由は「ノルウェージャン・ジョイは中高年客が多く船上での2次消費が少なく経営的に厳しくなった」と中国メディアは報道している。
韓国入国が難しくなり低迷期に突入へ
また2017年以来、韓国への寄港が難しくなり中国国内のクルーズ船市場は低迷期に入り、加えて外国客船が次々に新しい船を配船してきたことも急速に競争が激化した理由とも考えられる。
中国船の韓国への入国が厳しくなった理由としてTHAAD(高高度防衛ミサイル)もあるのではないでしょうか?
THAAD問題に反発し中国人を乗せたクルーズ船が韓国に寄港しても中国人の下船が全くなかった、というニュースもありました。韓国側も中国から日本、台湾、香港などでのプロモーションを進めているということです。
クルーズ船の中国市場撤退理由は他にも?
食べ残しやマナーが原因か
これに対しノルウェージャン・クルーズラインのアンディー・スチュアート社長兼CEOは「中国は良い市場だが、アラスカほどではない。我々は最大のクルーズ会社ではないので、チャンスを見定めた上で船を配置しなければならない」と旅行情報メディアに答えているとのこと。
船に戻らず不法滞在者となる恐れも
クルーズ船撤退問題とは別ですが、日本でもクルーズ船で上陸しクルーズ船にも戻らない中国人がここ2年で約4倍に増えているということです。
中国人にショートクルーズが人気の理由
先日参加したクルーズポート・セミナーでのお話によると、日本人同様中国人も『長期の休みが取りづらい』理由からショートクルーズが人気となっているそうです。
シンガポール発着のクルーズも5-6日のものが多いのも納得です。
また船会社の自主クルーズというものがなく、運行のほとんどが旅行会社のチャータークルーズで成り立っているというのも中国でのクルーズの主流なのだそうです。
クルーズ船などでの『大量の食べ残し問題』は中国人だけの問題ではないと思います。ハーモニー・オブ・ザ・シーズに乗船した時も何度も残念な光景を目にしました。
もともと中国人の食べ残しは「十分いただきました」というマナーであるとも言われていますし(真偽はいかに?)…。撤退するクルーズ船もあれば今後中国に配船予定のクルーズ船もあるので減っているようでトータルでみるとそうでもないのかもしれません。
ほかの人のクルーズ乗船記・旅行記をもっと読みたい☆旅行ブログ 船旅