【クルーズ旅行準備】乗船するクルーズターミナル(港)へ発送方法(ヤマト運輸・SGムービング)と料金

スーツケース(荷物)は乗船ターミナルに宅配可能

クルーズ旅行期間が3泊以上にもなると荷物も多くなります。乗船する港、クルーズターミナルへスーツケースなどの荷物を先に送りたい場合、クルーズ会社が指定する宅配便サービスの利用が便利です。

乗船ターミナル(港)への宅配便発送方法は?

【2週間前までに送られてくる書類に記載】

各クルーズ会社ではクルーズ船乗船2週間前後に『乗船券』『クルーズガイド』『クルーズのしおり』(※クルーズ社により名称は異なる場合あり)や乗船に関する書類など一式が送られてきます。その中のいずれかに、往復宅配便の案内が記載されています。発送が必要な場合はまず記載内容を十分に読み、発送期日、送付状の書き方などの確認しましょう。クルーズ会社及び宅配業社により、集荷期限や送付状の書き方の相違があり、また状況により宅配便で送れる内容物にも違いが出てきます。以前にこのサービスを利用したことがあっても、該当ページをよく読みまた、不明な点があれば必ず事前にクルーズ会社に直接問い合わせることが必要です。

【発送方法】

宅配便で先送りする発送方法は、宅急便の案内に詳しく記載されているのでそれに沿って宅急便送付状に記入、クルーズ会社のネームタグを荷物につけておきます。その後は電話、インターネットなどで集荷を依頼、または宅配便直営店に持ち込みをして発送手続きを完了させます。またこれらの方法はクルーズ会社によって異なります。指定宅配業者のサイトからのネット申込だけの場合もありますので事前確認が必要です。宅配便の送付状は案内に同封される場合もあれば、ない場合もあります。

【往復配送・片道配送の選択可】

◆往復:自宅〜乗船クルーズターミナル(港)
同封されてきた指定宅配業者の往復送付状に記入、もしくはサイトにて『往復指定』をすればOK。
◆片道:自宅〜乗船クルーズターミナル(港)片道
集荷依頼時に指定宅配業者の元払い送付状を持ってきてもらうよう依頼し、クルーズ会社が指定する宅配便の「お届け先」住所やその他必要事項を自身で記入し発送。(一例)
◆片道:下船クルーズターミナル(港)〜自宅
下船したターミナル(港)に宅配業者のブースがありそこで発送の受付をしてもらえる。

発送期限・ルールは厳守

クルーズ会社指定の宅配業者に発送を依頼する場合、「集荷申込の期限日」と「集荷の期限日」が設定されています。期限日を過ぎるとクルーズターミナル(港)への到着が間に合わない場合があるので、どちらの期限日も要厳守です。また、クルーズ会社から指定された宅配の宛先以外、クルーズターミナルや港へ直接荷物を送ることも禁止されています。発送に関しての注意事項はよく案内書を読んでおきましょう。

自宅〜クルーズターミナル(港)までの送料目安

発送地から乗船するクルーズターミナル(港)までの距離、発送する荷物の大きさ、宅配業者により送料は異なります。その為、宅配便の案内にも料金の記載がない場合があり、事前に送料を知りたい場合には各自で宅配業者に問い合わせをする必要があります。

【ヤマト運輸:港までの宅急便送料】

【参考】ヤマト運輸での発送料の調べ方

◉ヤマト運輸 料金・割引を調べる
飛鳥II、にっぽん丸はヤマト運輸指定となっています。

【佐川急便 SGムービング】

【参考】SGムービングでの発送料の調べ方

◉SGムービング 旅客手荷物輸送 クルーズ船の手荷物配送
2023年MSCベリッシマ、ダイヤモンド・プリンセス、クィーンエリザベスはSGムービングの指定となっています。こちら(↑)のサイトから『クルーズ船の手荷物配送』をクリックして必要事項を入力、最後に宅配料金が表示されるとのことです。
◉SGムービング 発送元地域〜横浜港・神戸港の宅配料(引用:ダイヤモンド・プリンセス公式サイト2023年4月12日現在)
荷物の重量を測定する際、我が家では体重計を利用。荷物を持って体重計に乗り、自分の体重を差し引けば荷物の重量が測定できます。最近ではコンパクトな荷物計り器(↓)も販売されているので、一つあると航空機利用時にも便利かもしれません。

 

【荷物の形状・大きさ・重量・個数・クルーズ船持ち込みNGな物などを確認】

クルーズ船によって荷物の個数、重量、形状制限が設けられている場合があります。また、普通の旅行ならOKだけれど、クルーズ船内へは持ち込みNGな物があります。こちらもクルーズ会社、クルーズ船によって許可されているもの、許可されていないものが違います。持ち込みNGなものは没収されてしまいますので、予めよく確認しておきましょう。特に発火するもの、蒸気が出るものなど火災につながるアイテムはほとんどのクルーズ会社では禁止されているようです。

【発送後の注意点】

発送が完了したら、送付状の控えは必ず乗船券と一緒に持っていきましょう。ネットで集荷を依頼した場合には「申込番号」を控えるか、そのページをプリントアウトして持参する方がいいでしょう。万が一、クルーズターミナル(港)に届いていない場合に捜索の材料となります。

荷物を引き取るのはどこで?

宅配発送した荷物はクルーズ会社によって、またはその時の状況により異なりますが、客室まで直接運び入れてもらえる場合もあれば、自身で乗船ターミナル(港)の宅配業者ブースで受け取り、X線を通しクルーズ会社に預けて客室へ運んでもらえる場合もあります。客室まで運び入れてもらえるサービスの場合は、大抵の場合はチェックイン後、客室へ行くとすでに荷物が客室の中、もしくは客室ドア前に届いています。届いていない場合には出港前までにレセプションに問い合わせましょう。

必要なもの、貴重品は手荷物で

財布、身分証、乗船券など貴重品や乗船に必要な物は、スーツケースに入れず手荷物にして乗船しましょう。特に宅配業者で荷物を発送し、船内の客室まで運びいれてもらう場合はチェックイン後にしか自分の荷物に会えません。万が一、預けた荷物が未着の場合や船内で迷子になってしまい、手元に届くのが遅くなるケースも無きにしも非ずです。乗船客が多い大型客船の場合、荷物が客室に配送されるのが遅くなります。また、外国客船の場合も日本船と比べ、オペレーションがスムーズでない場合もあるので同様に遅くなるケースもあります。貴重品以外で手荷物に入れておいた方がいいのは薬です。揺れに備えて『乗り物酔い薬』『常用している薬』などは手荷物に入れましょう。

【体験談】2018年3月当時、世界最大級の客船だったハーモニー・オブ・ザ・シーズに乗船した際、スーツケースをクルーズ会社に預け船内に運んでもらいましたが、客室に届いたのはその日のディナーが終わった頃(21時頃)でした。しかも客室から離れた同フロアに置かれていたので、盗まれなくてよかったです。

 

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