【クルーズ関連】新型コロナウイルス(COVID-19)国内外時系列まとめ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるクルーズ業界の動き
新型コロナウイルスによる肺炎(COVID-19)による、世界、日本の動き、ダイヤモンド・プリンセス、世界のクルーズ関連の動きを時系列をまとめました。(海外の出来事は現地時間)
【参考サイト】新型コロナウイルス感染世界マップ(日本経済新聞)
2019年新型コロナウイルス発生
【11月】中国湖北省武漢市で最初に発生
【12月】中国・武漢市で原因不明のウイルス性肺炎に感染患者が初確認
2020年1月世界・クルーズ業界の動き
・原因が新種の「コロナウイルス」であることを確認
・世界保健機関(WHO)「2019年新型コロナウイルス」(Novel coronavirus,2019-nCoV)と発表
・中国:最初の死亡者を確認、人から人への感染も確認
・日本:新型肺炎を「指定感染症」に指定
・日本:日本人感染者を初確認
・イタリア:非常事態宣言を発令
【COVID-19】2020年1月クルーズ業界の動き
・MSC:予防措置を実施、30日以内に中国本土の渡航歴を確認
・Dプリンセス:香港人乗船客が下船
・コスタスメラルダ:船内6,000人が足止め、感染疑い乗客からはウィルス検出されず
・多数クルーズライン:上海発着から横浜発着にクルーズ変更したい要望増加
2020年2月世界・クルーズ業界の動き
・日本:「新型コロナウイルス感染症」と定める。
・中国:武漢市で新型コロナウイルスに感染した日本人男性が死亡
・中国:感染者が2,000人を超える
・世界保健機関(WHO):新型コロナウイルスの感染による疾患を「COVID-19」と命名
・WHO 「新型肺炎の致死率2%程度」と発表
【COVID-19】2020年2月クルーズ業界の動き
【クルーズラインの措置】
・中国への渡航歴ある乗客を拒否
・中国,香港,マカオのパスポート所持者乗船を拒否
・中国の寄港地を変更
【その他の出来事】
・コスタ:マスク10万枚を湖北省に寄付
・MSCスプレンディダ:2月上海発着クルーズの中止
・ダイヤモンドプリンセス:大黒埠頭で14日間の隔離措置開始、10人の感染確認
・ウェステルダム:日本政府ウェステルダムの入国を拒否
・ロイヤルカリビアン:3/4まで中国行きのクルーズを中止
・NCL:中国・香港・マカオのパスポート保持者に対し乗船を拒否を発表
・にっぽん丸:ハワイでの下船許可下りず
・NCL:アジアクルーズ中止
・飛鳥II:3月全クルーズ、世界一周クルーズ中止発表
・にっぽん丸:4月12日沖縄発着クルーズ中止を発表
・ぱしふぃっくびいなす:2〜4月出発クルーズの中止を発表
・コスタフォヴァローザ:英領バージン諸島で入国拒否
・MSCメラビリア:ケイマン諸島で入国拒否
・クルーズライン国際協会(CLIA):14日間以内に韓国を旅行した人、乗務員の乗船禁止を発表
・ナイル川クルーズ:台湾人女性感染確認。ウイルス遺伝子配列はヨーロッパ型と判明
・ディズニークルーズライン:日本からの乗船不可
2020年3月世界・クルーズ業界の動き
・外務省 韓国・大邱への渡航中止勧告
・インド:日本人へのビザ無効
・新型コロナウイルスPCR検査保健適用開始
・全世界で感染者数10万人を突破
・WHO:パンデミックを表明
・アメリカ:非常事態宣言発令
・日本:新型コロナ特措法成立
・日本:東京オリンピック延期を発表
・都道府県26カ所でクラスター発生
【COVID-19】2020年3月クルーズ業界の動き
【クルーズラインの措置】
・3〜5月上旬頃までのクルーズ中止
・港が閉鎖され下船できない状況多数
【その他の出来事】
・Dプリンセス:全員の下船が完了
・ルミナスクルーズ:民事再生法の適用を申請
・グランドプリンセス:新型コロナウイルスで乗客死亡
・グランドプリンセス:乗客が運航会社プリンセス・クルーズを提訴
・MSCベリッシマ:GW日本発着チャータークルーズ中止発表
・キュナード:新規出港停止を発表
・ルビープリンセス:乗船者4人感染確認
・リッツ・カールトン:第一船「エブリマ」初就航の延期を発表
・Dプリンセス:日本発着クルーズ再開は慎重に検討することを発表
・にっぽん丸:GW日本一周クルーズ中止を発表
2020年4月世界・クルーズ業界の動き
・WHO 若年層の重症化を指摘
・イスラエル:全土を段階的に閉鎖意向を表明
・日本:緊急事態宣言を発令
・中国:武漢市封鎖を解除
・ブラジル:隔離反対デモ
・WHO緊急事態宣言を継続決定
・WHOウイルスの起源の特定へ
【COVID-19】2020年4月クルーズ業界の動き
【クルーズラインの措置】
・漂流クルーズ船、下船が許可され港で乗客を降ろす
・5月〜6月のクルーズを中止
【その他の出来事】
・ぱしふぃっくびいなす:ねぶた祭り中止により旅程変更を発表
・NCL:10/18までのクルーズ中止を発表
・プリンセス:日本発着クルーズ8月中旬までのクルーズ中止を発表
・コスタアトランチカ:長崎停泊中乗員の感染確認
・コスタベネチア:食料などの補給のため長崎港に入港
・ルビープリンセス:豪国境軍当局から豪海域を離れるよう要請を受けシドニー港を出航
・コスタセレーナ:停泊中だった長崎港を出港、目的地不明、フィリピン方面に航行
・にっぽん丸:自主運航再開は8月以降を発表
2020年5月世界・クルーズ業界の動き
・ドバイ万博1年延期決定
・日本:コロナ治療薬「レムデジビル」特例承認
・中国:上海ディズニーランド再開
・WHO:「新型コロナ消滅しない可能性」
・世界の感染者数600万人超
【COVID-19】2020年5月クルーズ業界の動き
・飛鳥II:8月までのクルーズの中止を発表
・ぱしふぃっくびいなす:7月末までのクルーズ中止を発表
・ダイヤモンドプリンセス:横浜港を出港しマレーシアへ
2020年6月世界・クルーズ業界の動き
・日本:「東京アラート」発動→解除→見直し
・WHO:「感染は世界的に悪化」
・全世界の死者数50万人超
【COVID-19】2020年6月クルーズ業界の動き
【クルーズの措置】
・7月末〜10月のクルーズを中止
【その他の出来事】
・ドリームクルーズ:運航中止延長,南沙発着は2021年3月まで
・東京国際クルーズターミナル:9月開業の延期を発表
・クルーズライン国際協会:9月中旬までクルーズ事業の自主的停止を発表
・にっぽん丸:2020年10月以降の新クルーズ商品の販売を延期
・アイーダ:2021年までのクルーズの中止を発表
2020年7月世界・クルーズ業界の動き
・WHO:コロナ対応検証独立パネル設置することを発表
・日本:東京都の警戒レベル引き上げ
【COVID-19】2020年7月クルーズ業界の動き
・コスタ:2020年夏シーズン,ヨーロッパクルーズの全中止を発表
・MSCベリッシマ:2021年日本配船を発表
・米CDC:9月末までクルーズ運航停止命令を延長
・カーニバルジャパン:社員「不当解雇」救済申立て
・プリンセス:12月中旬までのクルーズの中止を発表
2020年8月世界・クルーズ業界の動き
・全世界:感染者数70万人超,17日間で10万人増
【COVID-19】2020年8月クルーズ業界の動き
・秋田港:2020年クルーズ船寄港回数0に
・ロアールアムンセン:クルーズ船内で感染拡大
・東京国際クルーズターミナル:9月10日に開業を発表
・キュナード:2021年5月中旬までのクルーズの中止を発表
・ディズニークルーズ:11月までのクルーズの中止を発表
・ノートルダム:2021年初頭のハワイクルーズの一部の中止を発表
・博多港:クルーズ船の受け入れを拒否
2020年9月クルーズ業界の動き
【COVID-19】2020年9月クルーズ業界の動き
【クルーズライン措置】
・2021年のクルーズ中止相次ぐ
フィリピン・マニラにクルーズ船が集まる理由
【2020.5.19】新型コロナウイルスの集団感染が2月に発生したダイヤモンド・プリンセスが5月16日に横浜港を出港し、東南アジア出身の乗員らを帰国させるためマレーシアへと向かった。フィリピンのマニラ湾には現在、クルーズ船が20隻以上が停泊しており、船内には総勢5,300人以上のフィリピン人乗組員が乗船したまま新型コロナウイルス制限措置の隔離期間が終了するのを待っている。フィリピンに戻ってきた乗員の隔離期間は14日間で、これまで感染が疑われるケースは報告されていない。5,000件近い新型コロナウイルス検査をするためにクルーズ船間を行き交うフィリピンの沿岸警備隊によると、今後もフィリピンにやってくるクルーズ船は増加する見込みだという。フィリピン国際海事協会は「クルーズ船が大挙としてマニラ沖にいることに特に驚きがない。」とし「クルーズ船の1席につき乗員の3〜4割がフィリピン国籍で、マニラ湾に客船が集結するのは合理的だ。ここで待てば船の所有社はかなりのコストが抑えられる。」と語った。すぐ近くに帰る家がありながら、船内で過ごすことを余儀なくされているフィリピン国籍の乗員たちは、「退屈で寂しさ」を感じているが、他の場所で隔離期間を過ごすフィリピン人帰国者が過酷な環境に置かれていることを知っているので、船内のスィートルームなどで快適な部屋で過ごせていることを幸運に思っているという。また「船内にいる方が安全だと感じている。清潔さと衛生においてはクルーズ船の基準は高い」とも語った。(引用:東スポweb,Newsweek2020.5.19 )
(情報元:Yahoo!ニュース,HUFFPOST,朝日新聞デジタル,訪日ラボ,日本経済新聞(web),Wikipedia『新型コロナウイルス感染症の流行(2019年-)』,BBC NEWS JAPAN,各クルーズラインHP,NHK NEWS WEB他)