【news】ダイヤモンド・プリンセスの運航会社カーニバルジャパン人員削減へ
カーニバル・ジャパン社員に解雇通知
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の運航会社、カーニバル・ジャパンは6月30日付けで一部社員に解雇を通知したことがわかった。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大により渡航制限が続き、クルーズ船の運航再開の見通しも立っていない。
同社は「必要最低限の人員で業務を維持する」などの説明があったという。
解雇通知を受けた社員の一部が加入する連合ユニオン東京によると、同社は6月初め、70人の正社員のうち、24人に新型コロナウイルスによる業績悪化を理由に退職を求めた。
退職を求められた社員は、部署も様々な10年以上勤務している社員から、新入社員、育休中の社員なども含まれ「会社に残る選択肢はない」など言われ、やむを得ず退職合意書に署名した人もいたとしている。
米カーニバルは6月18日に発表した2020年3月〜5月の四半期決算の純損益が43億7,400万ドル(約4,700億円)の赤字となった。売上高は前年同期比85%減の7億ドルに急減した。6隻の保有クルーズ船を売却するほか、追加の資産売却も検討しているという。
前年同期は4億5,100万ドルの黒字だった。
(情報元:朝日新聞DEGITAL,東京新聞,日本経済新聞)
解雇通知に7人は応じず(7/3更新)
カーニバル・ジャパンは6月30日に経営不振を理由に社員24人に退職を求めたが、7人は応じなかった。
7人のうち、3人が加入する「連合ユニオン東京」などによると、同社は6月上旬に正社員70人のうち24人に退職を求めたが、同ユニオンなどによる団体交渉で雇用維持を要求したが、26日に7人に解雇が通知された。
同社は「運航再開の目処が立たず、人員削減せざるを得なくなった。影響を受けた従業員には誠意を持って対応する」としている。
(情報元:読売新聞2020.7.1)