【news】キュナードのクルーズ再開は2021年3月〜、来年日本周遊クルーズは中止へ

キュナード社運行停止期間の延長を発表


キュナード社のは保有するクィーン・エリザベス 、クィーン・メリー2、クィーン・ヴィクトリアの運行停止期間を来年2021年春まで延長することを8月25日に発表した。
同社は英国外務・連邦省からの指導を受け、様々な国や大陸を訪れることから3船の運行停止期間を延長することになった。運行停止に加え、2021年12月13日まで予定されていた一部クルーズ、ワールドクルーズの中止が発表された。

【運行延長期間】
・クィーン・エリザベス:2021年3月25日まで
・クィーン・メリー2:2021年4月18日まで
・クィーン・ヴィクトリア:2021年5月16日まで
【2021年運行中止】
・オーストラリアクルーズ
・アラスカクルーズ
・春と秋の日本周遊クルーズ
【その他クルーズの中止】
・クィーン・メリー2:2021年度ワールドクルーズ
*2022年ワールドクルーズは予定されており、予約開始は2020年9月8日からとなっている。また、各船ともクルーズ再開時には、英国サウサンプトン発着、3〜14泊と旅程の短いヨーロッパクルーズになる予定だという。

(前略)

「最新のガイドラインを元に慎重に検討を重ねた結果、現在のスケジュールで再出航することは賢明ではないと判断し、旅程の見直しを行いました。

クイーン・エリザベスは現在英国に戻ってきております。多くの港や国が閉鎖し、見通しが立たない状況が続いているため、誠に残念ですが、2021年に元々予定していた旅程を継続することが現実的ではなくなってしまいました。

そのため運航停止に加え、2021年3月26日~2021年12月13日まで予定していたオーストラリア、アラスカ、春と秋の日本周遊クルーズを中止いたします。

(中略)

また、クイーン・メリー2は、2020年に続き2021年もワールド・クルーズが中止となります。誠に残念ではございますが、2022年には、クイーン・メリー2ならではのワールド・クルーズの実施を予定しております。これは、2022年1月3日~2022年4月3日までの旅程(南米クルーズ含む)に代わって計画しているものです。

見通しが不透明である現在、様々な国からお客様をお迎えし、様々な国や大陸を訪れるという複雑さがワールド・クルーズにはあること、各国や大陸で旅行への規制が更新され続けていることで、今回の決定に至りました。」

(出典:キュナード社HP サイモン・ペイルソープ社長のメッセージ)

日本のゲストに向けたメッセージ

「新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により、残された乗組員を本国へ帰すため、クイーン・エリザベスはサウサンプトン(英国)に帰港しています。パンデミックがいまなお進展し運航再開を待つ間、船や乗組員には本社のサポートを受けられるように、本社近くに滞在してもらうことが望ましいと考えたからです。
さらに、不確実な状況が今後も続くことを考慮し、運航再開に適した条件が整うまで、運用とメンテナンスを円滑に実施できる場所に船を停泊することが適切であると判断いたしました。

安全が確保され、強化した衛生手順が必要な承認及び認定を受け、そして、ゲストの皆様が国境を越えて自由に移動ができるようになった時、そこで初めて運航を再開できると考えております。慎重に検討した結果、年内の出航は賢明ではないと考え、クイーン・エリザベスの運航停止期間を2021年3月25日まで延長することを決定いたしました。

(中略)

クイーン・エリザベスでの船旅を楽しみにしてくださっていた日本のゲストの皆様、特に2020年がキャンセルになったため2021年に振替予約をしてくださった皆様、加えて、クイーン・エリザベスの寄港を心待ちにしてくださった皆様へ、心よりお詫びを申し上げます。日本発着クルーズでクイーン・エリザベスを選んでくださったことを光栄に思います。また、新しいオリンピックの年に、海外からのお客様に日本の魅力的な自然や文化をご紹介できないことも残念に思います。

しかしながら、私どもは2022年にはクイーン・エリザベスの日本発着を再開するという強い決意を持っております。 日本を離れている間、日本にいるお客様を第一に考え、船内サービスや設備の改良に磨きをかけ、さらに洗練させたものとし、ご満足いただけるよう努力いたします。(後略)

(出典:キュナード社HP サイモン・ペイルソープ社長のメッセージ)

 


クィーンエリザベス は母港イギリス・サウサンプトンに戻れているようですが、イギリス南部の海岸では未だ港に着岸できず、海上を漂っているクルーズ船が確認されている。

 

 

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