5/24更新【コスタアトランチカ】新型コロナウイルス船内集団感染(クラスター)ニュースと時系列まとめ|2020年1〜5月

コスタアトランチカ船内集団感染の時系列

長崎市の三菱重工業長崎造船所 香焼工場に停泊中のコスタアトランチカ(総トン数8万6千トン)船内で外国籍乗務員148人が新型コロナウイルスに感染し、船内集団(クラスター)感染したことが明らかになりました。

【2020年1月29日】
◉長崎港松が枝岸壁に入港
物資補給のため入港。
乗船客はおらず乗員623人のうち日本人は通訳1人のみ、他は全て外国籍と発表。
【2020年2月20日】
◉三菱重工業香焼工場で修繕開始
中国・上海で修繕の予定をしていたが、新型コロナウイルスの影響により三菱重工業香焼工場で行うことになる。
【2020年3月6日】

◉長崎県、乗下船の自粛を要請
長崎県はコスタクルーズ社に乗下船の自粛を要請。修繕を請け負った三菱造船側にも通知し、同造船所は14日以降は下船させないと県に報告。
【2020年3月13日】

長崎県初の新型コロナウイルス感染者を確認。
【2020年3月14日】
◉乗員の乗下船が確認される
コスタアトランチカに対し乗下船の自粛を要請していたが、船会社の判断で国外から10人前後が乗り込んでいたことが確認された。
【2020年3月25日】
◉修繕終了、試運転へ
香焼工場でのコスタアトランチカの修繕が終了し、海上での試運転を開始。
【2020年3月26日】
◉乗員、大型バスで市内へ
船会社の依頼を受け、交通局は昼に定員53人の大型バス1台で長崎港〜市内ホテルに乗員を運搬。
【2020年3月27日】

◉乗員、市内から長崎空港へ
船会社の依頼を受け、交通局は朝に市内ホテル〜長崎空港に乗員を運搬。雇用期間終了のため帰国する乗員のため。乗車人数、下車後の行動は把握していない。

【2020年4月1日】
◉試運転終了
コスタアトランチカが試運転を終え香焼工場へ戻る。
【2020年4月7日】
コスタネオロマンチカが長崎港に入港。
【2020年4月18日】
コスタセレーナが長崎港に入港。
【2020年4月19日】

◉船会社より乗員の発熱の連絡
コスタアトランチカを保有するコスタクルーズ社から「乗員4人が発熱症状がある」と長崎市の保健所に連絡があり、PCR検査の結果、そのうちの1人が陽性と判明した。

【2020年4月20日】
◉新型コロナウイルス感染者1人
PCR検査で乗員1人が陽性が判明。
【2020年4月21日】
◉新型コロナウイルス感染者33人
濃厚接触者57人を21日から検査し、新たに33人の感染が確認。
この日までの感染者合計は34人。
【2020年4月22日】

◉会見時に一転、乗員の外出認める
三菱造船所は感染者が判明した当初、「14日以降コスタアトランチカの乗員は下船していない」と説明していたが、この日の記者会見時に一転し、乗員の外出の事実を認めた。長崎県知事には知らされていなかった。
同船のフィリピン国籍の乗員の証言によると、船内で食事を運ぶ同僚から「先週から船内で20人以上が発熱したと聞いた。」と話している。
◉バスのほかタクシーでの移動も明らかに
コスタアトランチカ、コスタネオロマンチカ、コスタセレーナの3隻のクルーズ船の乗員が三菱重工長崎造船所からバスとタクシー移動していたことが22日明らかになった。長崎県が3月6日に乗下船の自粛を要請していたが、乗員はバスの他にタクシーを利用し船外へ出ていたことがわかった。

観光タクシー(長崎市)は4月以降も乗員を長崎空港やJR長崎駅への送迎を行っていたが、長崎県の乗員の乗下船自粛要請は聞かされていなかったという。
観光タクシー社長によると「検疫や14日間の隔離期間を経て入国したので安全と信じていた。法的にも運送の拒否はできない。」と話し、「感染者を乗せた可能性を否定できない。」とし4月22日からの休業発表と社名公表を行った。別のタクシー会社も同様に4月以降、12日までに複数回、市の繁華街から造船所まで乗員を乗せたとしている。
【2020年4月23日】
◉新型コロナウイルス感染者感染者14人
この日までの感染者合計は48人。感染者のうち1人は重症。
新たに感染確認された14人は船内での調理、配膳を担当しいた。
長崎県は23、24日で残りの乗員約500人全員の検査を行い、感染の広がりを把握するとしているが、1日のPCR検査能力140件を大幅に超えるため、長崎台と民間企業が共同開発した「LAMP法」による検査システムを投入している。(*LAMP法は結果まで約35分と短い時間で検査、判定が可能で4時間かかるPCR検査法に比べ時間短縮が可能)
◉コスタベネチアが長崎港に入港
食糧などの調達のため入港。
【2020年4月24日】
◉新型コロナウイルス検査終了、感染の総合計者数148人。
コスタアトランチカ乗員632人の検体採取が終了。
感染者の合計は148人となった。
乗員の多くは船底で居住しているが、現在感染拡大防止のため客室(1人1部屋)に移っている。また感染者はウイルスが外部に漏れない「陰圧」管理されたエリアに隔離。
コスタクルーズ社日本支社部に取材した長崎新聞によると

(中略)乗組員はパスポートとIDカードを所持。コスタ社は乗下船時に必ずIDを提示させ管理している。「日本も感染リスクがある」として、外出は通院や仕入れなど必要最小限にするよう求めている。県が3月13日に乗下船の自粛を要請したが、個々の乗組員で勤務契約期間が異なり、交代に伴う乗下船と出入国は常に必要という。三菱重工はコスタ社から「3月14日以降の乗下船はない」と回答を得たと説明している。これについて幹部は「発表前の英語と日本語のコミュニケーションにずれがあったのかもしれない」と推測した。(後略)
(長崎新聞2020.4.24一部抜粋)

コスタクルーズ 社はコスタアトランチカの船内感染を受け、同じく長崎港で停泊中のコスタネオロマンチカ、コスタセレーナの2隻を近日中に同港から出港させることを発表。
◉コスタアトランチカでの船内集団感染の原因
コスタアトランチカが長崎に入港したのは1月29日。この頃すでに中国では感染が深刻な状態で当初上海で予定していた修繕を三菱重工香焼工場に変更した。ドッグ入りの際、接客乗員は下船するのが通常だが、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により足止めされたとみられている。クルーズ船内での乗員の居室は狭く、2〜4人1部屋が通常で、「密」な空間での長期滞在が感染の温床になりえる。現在、感染経路は不明だが、厚生労働省によると

「船外へ出た乗員が長崎市内で感染した」
「感染した交代乗員が乗船した」
と言う2つの可能性を指摘した。
厚生労働省は船からの乗下船の自粛制限をしてから1ヶ月経過した現時点で、市内で集団感染が発生していないことからクルーズ船の乗員による感染が市民に広がる可能性は低いとみている。

現在、乗員1人が重症となり市内の病院へ搬送されており、今後もこうした事例が増加すれば長崎県内の病床が不足する恐れがある。県医師会は23日「医療機器的状況宣言」を出し近隣県への協力要請を含め国と協議している。
◉コスタベネチア出航、妊婦の乗員2人が下船
23日に長崎に入港していたコスタベネチアは、当初24日18時30分に出港予定だったが、出港時間直前に乗員の妊婦2人が帰国するために下船した。2人とも感染を疑うような症状は出てなかった。
その後、コスタベネチアは出港予定時間を過ぎても出港しなかったため、長崎県が移動命令を出し、同日23時頃長崎港を出港した。

【2020年4月25日】
◉長崎県 陸上自衛隊へ災害派遣要請
陸上自衛隊第4師団は4月25日長崎県知事からの災害派遣要請を受け、26日〜5月10日の間医官4名を派遣し医療支援にあたる。
【2020年4月26日】
◉コスタネオロマンチカ、コスタセレーナ出航。
コスタアトランティカと同じく長崎港に停泊していたコスタネオロマンチカは26日午前、コスタセレーナは同日午後に同港を出航した。
両船とも乗員は感染の疑いの症状を訴えている人がいなかった。運航するコスタクルーズによると、長崎港を出航後目的地は確定しておらず、フィリピン・マニラ方面で調整中だという。
(ここまでのニュース元:朝日新聞デジタル,毎日新聞,ANNニュース,テレビ長崎,長崎新聞,KYODO,長崎文化放送,西日本新聞Traicy)
【2020年4月27日】
◉コスタアトランチカ陰性乗員一部帰国へ
コスタアトランチカの陰性が確認された乗員の一部を5月1日までに帰国させることをコスタクルーズ社の広報責任者が発表。また、当初同船には日本人の乗員は通訳者1人とされていたが、乗員名簿を精査した結果2人だったとの発表もあった。
長崎県は感染者のうち軽症者や無症状者については船内で経過観察し、重症者は医療機関で受け入れるとしている。
◉新たに重症化した乗員を救急搬送
感染者のうち50歳外国人女性1人が肺炎の疑いで救急搬送された。また陰性だった30歳代の外国人男性も手の痺れを訴え救急搬送された。
◉船内写真の公開

(出典:読売新聞オンライン2020.4.28)
厚生労働省クラスター対策班撮影によるコスタアトランチカ船内の写真が公開された。
食事や物資を置く台が部屋の外に置かれ、食事などを配る乗員との接触を避けるように配慮されている。船内には陽性者と陰性者の客室が混在しているエリアがあるという。
(ニュース元:読売新聞オンライン2020.4.28)
◉重工記念長崎病院がクルーズ乗員患者受け入れへ
重工記念長崎病院(長崎市飽の浦町)はコスタアトランチカの乗員から入院治療が必要な患者が出た場合、受け入れる移行を27日に明らかにした。コスタアトランチカの集団感染を受け、県と長崎大が対応を要請、同病院を所有する三菱重工も了承した。同病院は5月2日に新築移転に伴い、使用しない病棟を活用するとしている。同病院は2016年三菱重工から離れ、医療法人化している。(ニュース元:長崎新聞2020.4.28)
◉除染作業員のデマ募集広がる
コスタアトランチカの除染作業員を日給1万2千円で募集する情報が出回っているが、長崎県福祉保健部長は「長崎県が交渉している事実はない。コスタクルーズも募集を行っていない。」と述べた。
【2020年4月28日】
◉男性乗員救急搬送へ
新型コロナウイルスの陽性者で60代男性が救急搬送された。
同日未明、船医が診察したところ、発熱や嘔吐、脱水症状があったため入院した。
(ニュース元:長崎新聞2020.4.28)
◉コスタアトランチカ感染発生時期は

4月21日から長崎入りし、市と共に対策に当たっている国立感染症研究所の鈴木基 感染症疫学センター長は「3月末頃コスタアトランチカ船内で感染が発生し、比較的短時間で広まった者と推測される。」との見方を示している。
また福岡出入国在留管理局によると、同船には3月15日から約1か月間で約40人が新たに乗船していたとされている。
◉健康管理の責任は船会社
現在、船内にいるのは26日に乗船した看護師を含む624人で感染軽症者は一人づつ個室に入っており、船医1人、看護スタッフ4人が診療にあたっている。
長崎県とコスタクルーズ社の間では、乗員の健康管理の責任は同社が負うことで見解は一致しているが、県の担当者によると今回のコスタアトランチカのケースは、検疫を終えて入国後に感染症が確認された特殊な事例であることから、国の専門家が陽性者の扱いについて助言し、自衛隊の医官らが岸壁で診療にあたっている。
◉コスタアトランチカの今後
コスタクルーズ社は陰性の乗員を早期に帰国させたい考えで、現在外務省や乗員の出身国約30カ国の大使館と協議中。(ニュース元:朝日新聞デジタル2020.4.28)
◉三菱造船と長崎県の記者会見
4月28日夜に行われた運航会社のコスタクルーズは会見を欠席。
【三菱造船の会見内容】
1.クルーズを受け入れた経緯
「中国での修繕ができず
、コスタクルーズ社が大変困っており救いを求めてきたので受け入れた。修繕後も世界的な新型コロナウイルスの拡大で出港先が決まらず、長引けば感染リスクがあると考えていた。」
2.乗下船の経緯
「長崎県の乗下船自粛の要請を受け、三菱造船とコスタクルーズ社との協議の結果、禁止としたのは街での飲食、観光とした。
4月1〜20日の間の乗下船の詳細
・長崎空港からタクシー移動の乗船者1人[陰性を確認]
・下船者27人タクシー移動で長崎空港へ、その後帰国。
・下船者1人タクシー移動でJR長崎駅へ、その後帰国。
・下船者3人日用品の買い出しのため外出[全員陰性を確認]
・下船者1人工場外の病院へ行くため外出[陰性を確認]
・利用したタクシー運転手19人のうち15人[陰性を確認]
(*5/2までに全て判明予定)
3.クルーズ船由来の長崎市内の感染の可能性
「乗員の香焼工場周辺の店に出かけた、観光に出掛けたなどの行動は確認されていない。タクシー、バス、ホテルなどで接触があった人全員のPCR検査を行い、健康観察もしている。現在長崎市内に感染症クラスターが発生している事実はなく、国立感染症疫学センターによると市中感染の恐れはないだろうという結果になった。」
(ニュース元:長崎新聞2020.4.30)
【国立感染症研究所の会見】

1.船内の様子
「乗員に感染知識がなく、船全体にウイルスが広がっている不安感があった。普段教養部屋なので個室での隔離生活は苦になっていないようだ。」
2.船内の対策
「以前から、ソーシャルディスタンスを保つ意識はあり、発覚以降はエレベーターの乗員を4人までとするなど、船内でできる対策はしてきたが、陽性者と陰性者が同じ船内にいることに限界がある。」
3.生活の衛生
「ランドリーが共有なので使用時間を分けて利用、消毒の徹底をしている。」
4.桟橋の分別利用
「元々の桟橋は陰性者用、陽性者用は別に設置した。重症者はデッキからゴンドラに乗せ地上に降ろしている。」
5.ダイヤモンド・プリンセスの事例との相違点、類似点
「横浜での感染者は高齢者も多かったが、今回は船内で働く若者が主となっている。両方とも船上で多数が集まる場所が限られており、感染機会の場になった。」
(ニュース元:毎日新聞2020.4.28)
【2020年5月2日】
◉5人目の救急搬送
新型コロナウイルス陽性者の40代男性が、2日朝からの息苦しさがあり、船医が診察、CT検査で肺炎のの症状が確認された。男性乗員は数日前から倦怠感があったという。これまでクルーズ船からの乗員の入院は5人目となり、うち1人は退院している。
(ニュース元:長崎新聞2020.5.2)
◉「乗組員の帰国調整について」長崎県会見(17:30~)概要
インドネシア国籍の陰性乗員45人(予定)が5月3日以降、コスタクルーズ社がチャーターした全日空機で帰国することが長崎県の記者会見で明らかになった。

コスタアトランチカから下船する際、船医が診察し、下船後長崎県がサーモカメラで発熱状態のチェックを行うという。下船に際し、PCR検査、LAMP法による検査はしない。下船時にサーモカメラで発熱を感知した場合、船医の判断に任せることになる。

早くても3日以降の帰国ということで、現在フライトの調整中であり、出国する空港や時間なども同じく調整中だという。船から空港までは、4社のバス会社が車輌を用意し、車内では専門家や医師のアドバイスにより18人程度が乗車し、間隔を開けて座ると想定されている。
長崎県はコスタクルーズ社に対し、出国の際利用する空港において他の利用者への配慮を要請した。

今後、国単位で陰性社を帰国させるかどうか、予定などは未定となっており、長崎県は「コスタクルーズ社が船のオペレーションを考え今後調整していくのでは」と述べた。

(情報元:NBC NAGASAKI CHANNEL「チャーター機による帰国調整」について生配信)

【2020年5月3日】
◉インドネシア国籍の乗員44人が帰国
コスタアトランチカのインドネシア国籍乗員の陰性者44人が、3日夜長崎空港よりチャーター機で羽田空港に向け出発、4日未明に羽田空港からインドネシアへ飛び立った。
長崎県によると、下船時の健康チェックを終了した44人はバス3台に分乗し、パトカーの先導により長崎空港に向かった。
インドネシア国籍で感染が確認されていない乗員は61人、このうち船の運営に従事する乗員(エッセンシャルクルー)16人は船内にとどまることになった。コスタクルーズ社が手配した医療スタッフ3人も同行したという。

今後は国別人数が多いフィリピン国籍の陰性乗員を順次帰国させる予定としており、各国政府と調整しているという。
(情報元:長崎新聞2020.5.4)
◉乗員、タクシー運転手の経過観察が終了
長崎市は乗下船した乗員と接触したタクシー運転手19人全員の健康観察を終了したことを発表した。タクシー運転手19人のうち18人はPCR検査などで陰性を確認、他1人は別疾患で通院中で主治医から検査の必要はないと判断された。(情報元:長崎新聞2020.5.4)
【2020年5月4日】
◉陰性の乗員が救急搬送
検査で陰性だったエッセンシャルクルー(船の運営に従事するスタッフ)の20代男性が4日、再検査で陽性と判明した。経過観察中の2日に発熱、咳があったため検体を採取した。経過観察中はゴミの仕分けで船内を移動しており、同様業務に従事していた6人を濃厚接触者として特定、検査の結果5人は陰性、1人は再検査となった。
また50代男性乗員が同日、息苦しさを訴え陸上自衛隊のCT車で肺炎が確認され、長崎市内の指定医療機関に救急搬送された。乗員の搬送は5人となった。
(情報元:長崎新聞2020.5.5)
◉7人の乗員が下船、帰国
7人の乗員が下船し、長崎空港を経由して帰国した。7人の国籍は個人の特定となるため非公表。
【2020年5月5日】
◉フィリピン国籍乗員が帰国
フィリピン国籍の陰性の乗員125人が5日未明にチャーター機で長崎空港を出発、羽田空港を経由して帰国した。
◉国籍未発表乗員5人が帰国
国籍を明らかにしていない陰性の乗員5人が帰国した。これまでの帰国者の合計は181人。
(情報元:長崎新聞2020.5.6)
【2020年5月6日】
◉乗員19人が帰国
19人の乗員が長崎空港を出港、羽田空港を経由しそれぞれ帰国した。
【2020年5月7日】
◉乗員17人が帰国
陰性乗員17人が帰国。
(情報元:長崎放送2020.5.7)
【2020年5月8日】
◉陽性者も経過観察終了次第帰国支援へ
国などは陽性者でも14日間の経過観察が終了後、受け入れ国とも協議しながら帰国をさせる考え。長崎県の福祉保健部長は5月9日で全ての陽性者の経過観察期間が終了することを明らかにした上で、帰国への支援を行うと述べた。
◉乗員5人が帰国
陰性乗員5人が帰国。
(情報元:長崎放送2020.5.7)
【2020年5月9日】
◉陽性乗員1人が入院
4月下旬に陽性と診断され、船内で隔離されていた50代男性乗員は3日前から37度台の発熱が続き、CT検査の結果肺炎が認められたため感染症指定医療機関に入院した。症状は発熱程度の軽症。
【2020年5月10日】
◉自衛隊の医療支援が終了
感染者のほとんどが8日までに経過観察を終え、陰性者の帰国も進んでいるため自衛隊による医療支援は本日で終了し、CT診断車の派遣も14日で終了する予定。
◉乗員2人が帰国
陰性乗員2人が帰国。この日までの帰国者は224人となる。
(情報元:西日本新聞ニュース2020.5.9~10)
【2020年5月12日】
◉医療関係者の宿泊施設受け入れ開始
クルーズ船に限らず新型コロナウイルスの治療にあたる医師や看護師を対象にした宿泊施設が長崎市内の2カ所で受け入れが開始した。
(情報元:KTNテレビ長崎2020.5.12)
◉コスタアトランチカのゾーニングが明確
コスタアトランチカ船内で5月4日〜12日まで医療支援にあたったNPO法人「ジャパンハート」の救急・総合診療科の専門医大江将史医師による船内の様子。
「陽性になった後肺炎が悪くなっての診療が多かったが、2週間が過ぎた今は船内での長期滞在により気が滅入るなどのストレスに対する診療が増えてきている印象。
ダイヤモンド・プリンセスの時に話題になったレッドゾーン、グリーンゾーンが船内では明確に分かれており、分かれているゾーンを皆が共有していることで、オペレーションにあたる医療スタッフに感染が全く一例もも起こっていない。長崎で学んだことを国外のこれから恐らく感染爆発するであろう国々にも伝えられたらと思っている。」
◉長崎知事「クルーズ船の受け入れを今後も積極的に」
長崎県知事は12日の定例会見で「コスタアトランチカ船内でのクラスター発生で市民の間にはクルーズ船事業そのものに不安が広がっているが、経済波及効果、雇用の面などで大きな効果が見込める事業」と話し、しかるべき時期が来たら今後もクルーズ船の受け入れ考えを示した。
(情報元:ncc長崎文化放送2020.5.12)
◉長崎知事「今後は寄稿前に船内情報を入手できる仕組み作りを」
コスタアトランチカの集団感染を受け、中村ちじは会見で「今後は寄港前にクルーズ船内の情報を入手できる仕組み作り、感染症が発生した場合の関係機関が迅速に対応できる連携体制を構築する」意向を明らかにした。
具体的には検疫所から事前に情報を入手するなどの仕組み作りに着手する方針。
(情報元:長崎新聞社2020.5.13)
【2020年5月13日】
◉乗員61人が帰国
乗員61人が長崎空港より帰国。
◉陽性者とコスタアトランチカの出国めど立たず
現在長崎市内の2カ所の指定医療機関には感染中等症1人、軽症者5人が入院中。陽性者148人は健康観察が終了となっているが、陽性者の帰国や船の出航については現在、国とコスタクルーズ社が受け入れ国と調整位中でめどは立っていない状態。受け入れ国側の諸条件が流動的で確認に時間がかかっているという。
(情報元:ncc長崎文化放送2020.5.13)
◉コスタアトランチカ船長から長崎の皆様への手紙

長崎のみなさまへ

あたたかいお心遣いをありがとうございます。 コスタ アトランチカとその乗員が面している困難な状況に 多くの方が注目しお心にかけてくださっています。 私たちは長崎のみなさまにご安心頂けるよう、日本政府、関係機関のご支援のもと、この状況に専念し全力で立ち向かっています。

ここ数日、長崎のみなさまから多くの励ましを様々な形で頂いています。 乗員へ向けた 日本の文化と季節を感じられる真心こもったお品物と励ましのお手紙、 お子さまたちが書いた絵、長崎の町の高台に見える塔がコスタのカラーである黄色と水色にライトアップされていること、 これらが極めて厳しい状況下にいる私たちを勇気づけてくれています。

みなさまのご支援と励ましは本当に私たちの心に届き、努力し続ける力になっています。 長崎のみなさまからのお気持ちひとつひとつに心より感謝申し上げます。 そして、乗員一同を代表して、私たちのために尽力してくださっている日本政府、長崎県、長崎市、 そしてすべての医療関係の方々に深く感謝申し上げます。 皆様のご苦労とご献身、コミットメントに深く感謝し、心からの敬意を表します。

私たちは現在、乗員全員を迅速かつ安全に帰国させることを最優先で取り組んでいます。皆様のご支援に心からの感謝を込めて

コスタ アトランティカ 船長
ジャンルイジ・スパルタノ

(引用:コスタクルーズHP『コスタクルーズ からの重要なお知らせ』2020.5.13)

【2020年5月14日】
◉5月末に長崎を出港予定
コスタクルーズ社から長崎県に早ければコスタアトランチカは5月末に出港するとの連絡があった。同日、コスタクルーズのHP上でも発表があった。
◉乗員2人が帰国
再検査で陰性が確認された1人を含む乗員2人が帰国した。
◉船内の陽性者再検査へ
14日から3回に分けて2回目のPCR検査を行い、陰性が確認され、受け入れ国の条件が整い次第順次帰国予定。
◉災害派遣の陸上自衛隊の活動を終了
コスタアトランチカの医療支援のために災害派遣されていた陸上自衛隊の活動が終了した。
(情報元:共同通信/毎日新聞/長崎文化放送/NBC長崎放送2020.5.14~15)
【2020年5月15日】
◉帰国に向けた検査を実施
陽性者の検査が行われ、63人の要請が確認された。
(情報元:テレビ長崎2020.5.16)
【2020年5月17日】
◉乗員11人が帰国
【2020年5月18日】
◉乗員4人が帰国
陰性者2人、検査で陰性になった陽性者2人が帰国。
◉乗員を再検査
陽性だった乗員の再検査を実施中。
(情報元:長崎文化放送2020.5.18)
【2020年5月19日】
◉日本人乗員が下船
◉「船内はよく管理されている」
災害派遣医療チーム(DMAT)の医師らは報道陣の取材に応じ「爆発的な二次感染がなく、よく管理されている。」と述べる一方で「感染疑い例の相談先が船側に十分伝わっていなかった可能性がある。」と指摘した。医師によると「クルーズ船側は長崎市保健所と連絡を取る前から発熱した乗員について港湾関係者に相談していた。民間医療機関の受診を模索したものの、結果的に断念した。」と話した。船側は発熱者を個室隔離していたため、この受信の遅れによって感染が拡大した可能性は低いとした。
(情報元:KYODO,朝日新聞デジタル2020.5.19)
【2020年5月20日】
◉新組織で課題検証へ
長崎県は今後もクルーズ船事業を安定的に発展させるため健康面のリスク管理が重要とし、官民で作る新しい組織で課題検証と対策に取り組む方針。
長崎県によると、国内で新型コロナウイルスの感染が拡大する前の今年1月下旬、本来はテロ防止が目的の「長崎三重式見港港湾保安委員会」でコロナ対策の情報共有を図った。同委員会は港湾関係の官民20団体での構成となっており、保健所は入っていない。長崎県は同委員会のメンバーを中心に新組織を発足させクルーズ船の感染症を強化する方針としている。
◉乗員2人帰国
当初から陰性だった乗員2人が帰国。
(情報元:長崎新聞社2020.5.20)
【2020年5月21日】
◉乗員21人が帰国
陰性者1人、陽性から再検査で陰性になった18人、救急搬送され退院した2人が帰国予定。
◉38人未だ陽性
長崎県は14日の検査で判明した20ひとと合わせ、38人が陽性のままとなっていると発表。コスタクルーズ社によると「陽性者がいたら出港は難しい」としている。21日以降帰国に2度の陰性確認が必要な乗員と、陽性者の検査を続ける。
長崎県福祉保健部長は「陽性という結果が出ているが、数値をみるとウイルス量が少ない人も多い。数多く検査する形で早く陰性が確認できるよう対応してもらっている。」と述べた。
(情報元:長崎文化放送2020.5.21)
◉「クルーズ船、もう無理では」西日本新聞記事より

(前略)検疫法が定める手続きを終えたアトランチカの乗員の健康管理は寄港地の長崎市が担う。1月末の入港から約4カ月に及んだ長期滞在中の感染は想定外で、市は県に支援を求め、県は自衛隊に災害派遣を要請、ウイルス検査は長崎大の協力でしのいだ。
149人の陽性が判明した「動かぬクルーズ船」は市の対応力を超え、地域医療の逼迫(ひっぱく)も懸念された。
市民感情も悪くした。三菱は「乗員が下船することはない」と説明したが、実際には通院や買い物など乗員の出入りでウイルスが持ち込まれたとみられ、地元行政は対応に振り回された。運航会社コスタクルーズは会見を開かなかった。
長崎をはじめ九州の港のクルーズ寄港は、2019年の実績で全国トップ10に4都市が名を連ねる。 だがダイヤモンドで浮き彫りになった検疫前の「洋上」で感染が広がった場合の責任の不明確さに加え、アトランチカでは検疫後の「岸壁」でも不測の事態があれば地域医療に影響を及ぼすことを明らかにした。感染終息に加え、こうした課題の解決がなければ、自治体がクルーズ船を受け入れるのは難しいだろう。福岡市は「市民の不安を拭い去るため」として入港自粛を求めている。(後略)

(出典:西日本新聞2020.5.21)

長崎港では2席同時に接岸可能な2バース化が進行中、中村法道長崎県知事は「安定的に発展させる」と自信をのぞかせるが、地元住民からは「クルーズはもう無理では」との不安の声も聞こえる。
(情報元:西日本新聞2020.5.21)
以下5月21日更新New!
【2020年5月22日】

◉乗員5人が帰国
再検査で陰性になった3人を含む5人が帰国。
2回の陰性の確認を貴国の条件にしている国もあ理、長崎県は21日に2回目の検査をした28人について25人が陰性、3人が再検査と発表。コスタクルーズ社は「陽性者は乗せない」としており5月中の出港はしない可能性もある。
(情報元:ncc長崎文化放送2020.5.22)
【2020年5月24日】
◉乗員4人が帰国
【2020年5月25日】
◉乗員1人が帰国
もともと陰性だった乗員1人が定期便を利用して帰国予定。
(情報元:テレビ長崎2020.5.24)

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