【news】ダイヤモンド・プリンセス大黒ふ頭発着へ|2020年1月20日以降

ダイヤモンド・プリンセス大黒ふ頭発着へ


プリンセスクルーズ の運行船「ダイヤモンド・プリンセス」は、2019年12月23日(月)の横浜大さん橋の着岸が最後になります。2020年1月20日(月)以降の横浜港への入港は大黒ふ頭の使用が予定されています。

ダイヤモンド・プリンセスは2020年1月より始まるSOx規制強化に伴い、船体の改修を実施予定。改修後は船体が高くなることから横浜ベイブリッジ下を通過できなくなるため、大黒ふ頭の発着となります。

12月23日歓送演奏会開催予定

最終発着日となる2019年12月23日(月)16:45〜17:05に大さん橋国際客船ターミナルの屋上にてヨコハマロビンスによる歓送演奏が行われる予定です。

SOx規制とは

船舶の燃料油に含まれる硫黄分濃度を現状の3.5%以下から0.5%以下とする国際的な規制強化の開始時期が、昨年(2016年)10月に開催された国際海事機関の海洋環境保護委員会で、2020年1月と決定しました。
本規制については、硫黄酸化物(SOx)や粒子状物質(PM)による人の健康や環境への悪影響をより低減していくために、世界一律で実施されるものであり、我が国も環境先進国として、適切に対応していくことが必要です。

一方で、我が国経済・国民生活にとっての海運業・石油産業の重要性やそれぞれが他産業に与える影響の大きさ、両業界の経営状況等も十分に認識した上で、規制の実施と業界の円滑な対応が確保されるよう取り組んでいくことが重要です。
このため、国土交通省では、平成29年3月に石油業界、海運業界、関係省庁等、官民連携の連絡調整会議を設置して、規制に適合する低硫黄燃料油の需給調査や規制の円滑な対応に向けた対策の方向性をとりまとめ、各種対策に取組んでいます。

(出典:国土交通省「SOx規制への対応について」)

日本船「飛鳥II」「にっぽん丸」も船内の改装とともに、船舶のエンジンから排出されるガス脱硫装置(スクラバー)を搭載する予定としています。

SOx規制強化への対応策

1.硫黄分の少ない燃料の重油に替える
2.硫黄分を含まない液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)に替える
3.従来の重油を使い続け、排ガスの硫黄分取り除く脱硫装置(スクラバー)の設置する

それぞれの対応策の一長一短があるようですが、規制が始まるのでいずれかの対応をとることになるようです。

「スクラバーはどのように設置されるのか」がわかります↓
【資料】内航船のスクラバー設置試設計(鉄道建設・運輸施設設備支援機構)

 

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