【上田寿美子さんが語るクルーズの旅の魅力1】クルーズ船のランク分けの理由|ドレスコードの変遷|クラブツーリズムクルーズ説明会

10月28日、東京・有楽町にて、クラブツーリズムが主催の2018年のプリンセス・クルーズ、日本発着クルーズ、アラスカ、エーゲ海などのフライ&クルーズの魅力や見どころなどをクルーズライターの上田寿美子さんの経験談やクルーズエピソードを交えながらの説明会に参加しました。

クルーズライター上田寿美子さんの解説付き説明会 

クルーズ旅で地球を21周、年間多い時で200日もクルーズ船上にいるというクルーズ界の強者、上田寿美子さんがゲストでいらっしゃると聞いて早いうちからこの説明会に参加を決めていました。

最近はクルーズに関するメディア情報や乗船された方のブログで各船を知ることができますが、やはりクルーズ歴45年の上田さんのお話はとても貴重です。

今年はクルーズスタイル2017でも上田さんのお話を聞く機会がありましたが、今回はクラブツーリズムがお勧めする2018年度のクルーズツアーを紹介しながら、クルーズ船や旅の魅力を上田さんが解説するという、従来の説明会にはないスタイルで最後まで楽しめました!

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上田寿美子さんが語るクルーズとは? 

「設備の整った動くオーシャンフロントホテルに乗ったまま移動する旅」と上田さんはクルーズ船について説明されていました。確かにその一言に尽きますね。
続けて「食べて、遊んで、学べる。同じ船に乗り、同じ目的地に向かう乗客同士は仲間意識が芽生え仲良くなることも」ともおっしゃっていました。

クルーズが初めての方もなんとなくイメージがつかめる的確な表現だと思いました。

船のクラス分けは何故あるの?最近のクルーズ船事情 

説明会では、『何故、クルーズ船にはクラス分け(ラグジュアリー、プレミアム、カジュアル)があるの?』という質問に対して上田さんがわかりやすく、そして最近のクルーズ船事情についてもお話がありました。

1.クラス分けがある理由は
昔、大型船は、移動や輸送目的が主でした。移動や輸送はその後飛行機に取って代わり、やがて1960年以降、娯楽がメインのモノクラス制となりました。
伝統を重んじる船会社(クィーンエリザベス号、メリー号などを運行するキュナードラインなど)は、その頃の名残りで現在に至っている、ということです。

映画『タイタニック』では、その様子がよく描かれていますよね。

今でもラグジュアリー船では、客室ランクによってダイニングが異なることがあるようです。

2.最近のクルーズランク事情
最近は船のランクに関わらず、スィートルーム特典として、バトラーサービス、専用のラウンジ、ジャグジー、プール、ダイニングなどを設けてスィートルームに”特別感”を出す、というのが流行しているようです。

その解説を聞いて思い出してみると、今まで乗船した船には上級客室用のダイニングやラウンジがあったような…(実際目にした訳ではありませんが)ラグジュアリー船をプレミアムやカジュアル船でもスィートルームクラスならば体験できる、ということなのかと思います。

ドレスコードの移り変わり
1972年に上田さんが初めてロッテルダムの横浜発区間クルーズに乗船した時には、なんと連日フォーマル、インフォーマルで上下金色のタキシードの方もいたほど華やかだったそうです。

現在では、世界的にドレスコードの制限が緩やかになってきているそうです。その理由として

1.飛行機の重量制限が厳しくなっているので、フライ&クルーズの場合は荷物がかさばる為

2.日常での服装がドレスダウンしている為。
上田さんのお話では、昔はホテルの入り口に『女性のパンツスタイルお断り』と書かれていたそうです!
今は女性もパンツスタイルでも男性もジャケットなしでもホテルで食事はできる、ということからドレスコードもレベルダウンしているのではないかということでした。

先日観ていたクルーズのテレビ番組でも、「ラグジュアリー船でもドレスコードがない」というクルーズ船を紹介していました。
キュナードラインなどは、フォーマルナイトで男性のブラックスーツ着用者は1割弱というのですから、船によって違うこともありますね。

>>次回へと続く<<

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